出前館 : 加盟店オーダー
- 67.00 レビュー
- 3.8
- 開発者
- 株式会社出前館
- リリース
- 2017/08/29
スクリーンショット
飲食店の営業中に、出前の注文をFAXで確認してから厨房へ伝える作業は、忙しい時間帯ほど負担になります。出前館 : 加盟店オーダーは、出前館に参加している店舗向けに、タブレットで注文を管理するための業務アプリです。私が実際に使う立場で見ると、料理を作る人が注文情報を確認し、対応状況をそろえていくための「店舗内の受注窓口」として考えると分かりやすいアプリでした。
一般のお客さんが料理を探して注文するアプリではありません。対象はあくまで出前館の加盟店です。開発元は株式会社出前館で、ビジネス向けのアプリとして提供されています。料金は無料で、対象年齢は3歳以上、Androidでは7.0以降に対応しています。掲載されている現行バージョンは35.2631.725です。
注文管理をタブレットに寄せる意味
このアプリの良さは、注文を受ける場所をタブレットにまとめやすい点です。電話、紙、FAX、口頭伝達が混ざる店舗では、誰がどの注文を見たのか分かりにくくなりがちです。画面を確認する担当者を決めておけば、注文の見落としを減らすための運用を作りやすくなります。
特に、出前館からの注文を店舗の通常業務と切り分けたい店には向いています。ホール担当が注文を確認し、厨房へ内容を伝え、必要に応じて調理の進み具合を共有するという流れを作れば、スタッフ全員が同じ紙を探す必要がありません。アプリだけで店舗全体の仕事が自動化されるわけではありませんが、入口を一本化するだけでも現場の混乱は変わります。
一方で、これは店舗運営全体を置き換えるPOSアプリではありません。売上分析、仕入れ、スタッフの勤怠、複数サービスの注文統合まで一つで済ませたい人には、別の業務システムのほうが合います。出前館経由の注文を扱うための専用性が、このアプリの強みであり、同時に範囲の限界でもあります。
ネットワークが安定している時間帯に強い
このアプリを使うとき、最初に意識したいのは通信環境です。注文の確認をタブレット中心にする以上、店舗のWi-Fiやモバイル通信が不安定だと、画面の更新や確認作業に不安が出ます。地下の厨房、壁の厚い建物、昼食時に通信機器が集中する店舗では、アプリの操作性だけでなく、接続の安定性が業務の一部になります。
営業開始前にタブレットを起動し、通信できるか、画面を見られる場所に置けるかを確認しておくのがおすすめです。注文が入ってから初めて端末を探すのではなく、担当者が自然に視界へ入れられる位置を決めておくと、確認の遅れを防ぎやすくなります。厨房の熱や油が直接かかる場所を避けながら、ホールと調理場の両方から確認できる場所を選ぶのが現実的です。
ここで重要なのは、通信が切れたときにアプリがどう動くかを前提にせず、店舗側の連絡手順を用意しておくことです。接続が怪しいときは、画面だけを何度も更新するより、担当者が端末の状態を確認し、店舗内で注文確認の責任者を一人に絞るほうが混乱しません。アプリの導入と通信トラブル時の手順は、別々に準備するのが安全です。
忙しい時間帯のモバイル運用
タブレットで注文を管理できるため、固定された事務机だけでなく、店内の状況を見ながら確認する運用にも向いています。たとえば店長がホールと厨房を行き来しながら注文の到着を確認したり、小規模店舗で一人が受付と調理補助を兼ねたりする場面です。端末を持ち運ぶ場合は、片手操作で急いで処理するより、いったん安全な場所に置いて内容を読み上げるほうがミスを抑えられます。
画面の情報を見た人が、そのまま頭の中だけで覚えて厨房へ走る方法はおすすめしません。注文数が少ないときでも、商品内容、数量、注意事項を声に出して確認し、必要なら店舗の通常手順に沿って調理担当へ伝えるほうが確実です。アプリは注文を表示する道具であり、店内の伝達方法まで自動で整えてくれるものではないからです。
私なら、タブレット担当を時間帯ごとに決めます。昼のピークはホール担当、夜は店長というように役割を固定すると、「誰かが見ているはず」という状態を避けられます。担当者が休憩に入るときは、端末を置いたままにせず、次の担当へ画面の確認方法を引き継ぐことが大切です。モバイル端末の便利さは、持ち運べることより、責任の所在を移しやすいことにあります。
注文が重なったときの見落とし対策
忙しい店では、注文が一件ずつ来るとは限りません。複数の注文が近い時間に重なると、画面を見た順番と調理する順番がずれることがあります。私は、注文を確認したらすぐに厨房へ伝えるだけでなく、店舗側のボードや紙など、普段使っている方法と照合する運用を勧めます。これはアプリの機能を増やす話ではなく、画面を見た後の確認を二段階にする考え方です。
ただし、紙を追加しすぎると、今度は古い情報が残る問題が起きます。紙を使うなら、注文を受けた時刻や担当者を簡単に記し、対応済みのものをすぐ片づけるルールを決めてください。タブレットを中心にしつつ、紙は一時的な調理メモに限定するほうが、二重管理の負担を抑えられます。
この使い方は、出前館と電話注文を同時に扱う店舗でも役立ちます。ただし、二つの経路を一つの画面で統合する機能として期待するのではなく、出前館分を明確に見分けるための補助として考えるべきです。複数サービスの注文を一元管理したい場合は、専用の注文統合システムを検討したほうが作業は揃えやすいでしょう。
通信が不安定になったときの立て直し
現場で困るのは、注文が来ないことより、注文が来ているのか通信が止まっているのか判断しにくい状態です。そうならないために、営業開始時の確認を習慣化し、端末の電源、通信、画面表示を担当者が順番に見ます。異常があった場合に、店長へ伝えるのか、通信機器を確認するのか、出前館側へ問い合わせるのかを、スタッフ間で共有しておくと対応が遅れにくくなります。
アプリを再起動すれば必ず解決する、と決めつけるのは危険です。再起動や通信機器の確認を行う場合も、すでに受けた注文を別の方法で記録し、重複対応を避ける必要があります。接続が戻った後に画面を確認し、店舗のメモと照らし合わせる工程を入れてください。これがないと、復旧後に同じ注文を二度処理する可能性があります。
通信トラブルへの備えとして、端末の充電も見落とせません。持ち運びながら使う店では、充電場所を決め、営業中に電池が減ったときの交換や充電の流れを作っておくと安心です。これはアプリ固有の機能ではありませんが、タブレットを注文受付の中心に置くなら、端末管理そのものが店舗オペレーションになります。
通信量と端末の使い分け
店舗の通信契約によっては、タブレットを常時モバイル通信に頼ることが負担になる場合があります。店内に安定したWi-Fiがあるなら、基本的な利用場所を決めておくほうが管理しやすいでしょう。反対に、固定回線が不安定な店舗では、通信手段を一つに依存しない考え方も必要です。
ただし、複数の端末を自由に使えば便利になるとは限りません。誰がどの端末を見ているのか曖昧になると、確認漏れの原因になります。小さな店舗なら一台を責任者が管理し、規模の大きい店舗でも、端末を増やす前に担当範囲を決めておくことをおすすめします。端末の数より、確認する人と確認する時点を固定することのほうが、実務上は効果があります。
また、スタッフが個人のスマートフォンで代用したくなる場面もあるでしょう。しかし、私なら店舗用のタブレットを基本にします。画面の見やすさ、置き場所、引き継ぎやすさを考えると、個人端末に業務を寄せるより、店内で共有する端末のほうが運用を説明しやすいからです。外出中の店長が確認する用途と、厨房で注文を受ける用途は分けて考えたほうが安全です。
誰に向き、誰には向かないか
このアプリが特に合うのは、出前館からの注文を受ける飲食店、注文確認をタブレットにまとめたい小規模店舗、FAXを中心にした受注作業から移行したい店です。デジタル操作に慣れていないスタッフがいる場合でも、担当者を絞って基本手順を作れば、店舗全体へ一度に複雑な操作を教えずに始められます。
一方、出前館を利用していない店舗には、導入する理由がありません。店内注文、電話、他社のデリバリー注文を一つの画面で処理したい人にも、これだけで十分とは言いにくいです。高度な分析や在庫連動を最優先するなら、POSや注文統合サービスのほうが適しています。
評価は平均3.8で、評価件数はおよそ400件です。利用者の反応は極端に悪いものではありませんが、店舗ごとの通信環境やスタッフの運用方法で体験が変わりやすいタイプです。インストール数は5万以上あり、加盟店向けの業務アプリとして一定の利用規模があります。数字だけで判断するより、自店の注文量と通信環境を基準に考えるのがよいでしょう。
導入前に決めておきたい店舗ルール
インストールしてログインできれば終わり、というアプリではありません。導入前に、誰が注文を見るか、どのタイミングで厨房へ伝えるか、注文内容をどこで最終確認するかを決めてください。特に、店長が不在の時間帯にも同じ流れで動けるように、短い手順を紙にして端末の近くへ置くと、スタッフ教育が楽になります。
実際の営業では、注文を確認した人が「見た」と伝えるだけでも効果があります。声かけ、チェック欄、店舗独自のメモなど、既存のやり方と組み合わせてください。ただし、アプリ上の状態と店舗内のメモが食い違った場合、どちらを正とするかを決めておく必要があります。二つの記録を残すなら、更新する責任者を一人にするのが現実的です。
スタッフが初めて使う日は、営業のピークではなく、比較的落ち着いた時間に画面の見方を確認するのがおすすめです。注文が入ったときの確認、厨房への伝達、対応後の整理という一連の流れを練習しておけば、本番で画面を探す時間を減らせます。アプリの操作を覚えることより、注文を受けてから料理を出すまでの役割分担を揃えることが重要です。
私の結論:通信を含めて店舗の仕組みにできるなら便利
出前館 : 加盟店オーダーは、出前館の加盟店がタブレットを使って注文管理へ移行するための、目的がはっきりしたビジネスアプリです。無料で導入でき、Android7.0以降の端末で使い始められるため、専用の大がかりな設備を増やさずに試しやすい点は魅力です。株式会社出前館が提供していることも、対象サービスとのつながりを考えると自然です。
私が評価したいのは、FAXを減らすこと自体より、注文確認の担当者と場所を決めやすくなる点です。通信が安定し、タブレットを常に見られる位置へ置き、厨房との伝達手順まで整えれば、忙しい店舗の受注作業をすっきりさせられます。逆に、通信環境が不安定なまま、誰も画面を確認する責任を持たない状態では、導入しても期待ほど便利になりません。
出前館の注文を扱う店舗で、まず受注部分を整理したいなら、私は試す価値があると思います。複数サービスの統合、在庫管理、売上分析まで求めるなら別の仕組みを組み合わせるべきです。日々の営業で通信と担当分担をきちんと管理できる店ほど、このアプリのシンプルさを実用的な強みに変えられるでしょう。
ハイライト
- 加盟店向けに注文状況をリアルタイムで確認できる
- 調理開始や受け付け停止などをアプリ内で操作できる
- 注文内容や配達情報を一画面で確認しやすい
- 店舗スタッフ間で注文情報を共有しやすい
- スマートフォンで対応でき、専用端末を置く必要が少ない
制限
- 通知を見逃すと注文処理が遅れる可能性がある
- 通信環境が不安定だと注文確認に支障が出る
- 複数店舗を運営する場合の管理が複雑になりやすい
- 営業時間や休業日の設定を手動で確認する必要がある
- 店舗側の利用には出前館への加盟手続きが必要
よくある質問
出前館 : 加盟店オーダーとは、どのようなアプリですか?
「出前館 : 加盟店オーダー」は、出前館に加盟している飲食店などが、注文内容を確認・管理するための店舗向けアプリです。一般のお客様が料理を注文するための出前館アプリとは用途が異なり、店舗スタッフが新規注文の受付、調理状況の確認、注文情報の管理などを行う際に利用します。ダウンロード前に、加盟店向けのサービスである点を確認しておきましょう。
このアプリは一般ユーザーでも利用できますか?
基本的には、出前館に加盟している店舗のスタッフや管理者を対象としたアプリです。一般ユーザーが料理を探したり、配達を依頼したりする目的では利用できません。利用には、店舗側での加盟手続きや専用アカウント、ログイン情報などが必要になる場合があります。個人で出前を注文したい場合は、通常の注文者向け出前館サービスを利用する必要があります。
利用するために必要なものは何ですか?
利用には、対応するスマートフォンやタブレット、安定したインターネット接続、そして出前館加盟店用のアカウント情報が必要です。店舗の契約状況によって、ログイン方法や利用できる機能が異なる可能性があります。また、注文通知を確実に受け取るため、端末の通知設定、音量、省電力設定なども確認しておくことをおすすめします。
注文の受付や管理は簡単にできますか?
アプリでは、店舗に届いた注文の内容を確認し、受付状況や調理に関する情報を管理できます。画面は店舗業務での利用を想定した構成ですが、初めて使うスタッフは注文の見落としや操作ミスに注意が必要です。実際の営業で使用する前に、店舗内で担当者を決め、通知の確認方法や注文対応の手順を共有しておくと、よりスムーズに運用できます。
通知が届かない場合はどうすればよいですか?
注文通知が届かない場合は、まず端末のインターネット接続、アプリの通知許可、端末の音量、マナーモード、省電力モードを確認してください。アプリを最新版に更新したり、端末を再起動したりすることで改善する場合もあります。それでも解決しない場合は、店舗のログイン情報や契約状況を確認したうえで、出前館の加盟店向けサポートへ問い合わせるのが確実です。







